メタボとお酒
食生活の中で、食事のメニューと同時に注意が必要なものとして飲酒があります。
「お酒との上手な付き合いかた」を考えてみましょう。
酒は百薬の長?
昔から「酒は百薬の長」といわれてきましたが、ほんとうでしょうか?
生活習慣病に対してどんな影響があるのでしょうか。
まず、糖尿病に対してですが、
「アルコール」→「高カロリー」→「血糖値上昇」
と連想しがちですが、これは正しくありません!
アルコールは血統のもとであるブドウ糖に変化しませんので、直接血糖値が上がることはありません!
むしろ血糖降下薬やインスリンで治療している糖尿病患者さんの場合、低血糖を生じることがあり、注意が必要です。
やせ型の日本人男性の場合、飲酒がすい臓のインスリン分泌を悪化させ、糖尿病の発生率を増やすこともわかっています。
肝疾患に至るケースも
次に高血圧ですが、飲酒で血圧が上昇し
脳卒中(とくに脳出血)の頻度が、飲まない人に比べて約1.6倍高くなることがわかっています。
そらに、血液中の中性脂肪を高め、高血圧症を引き起こしたり、尿酸値を上昇させ痛風を誘発することもあります。
そのほか、アルコール性脂肪肝、アルコール性肝硬変など重い肝疾患に至り、命に関わることもあります。
以上、多くの場合、飲酒は体に悪影響を及ぼすことが多いのが事実なのです。
望ましいのは【適量】
それでは、「百薬の長」どころか「百害あって一利なし」かというと、これが悩ましい。脳の血管がつまる脳梗塞や、心臓の血管がつまる心筋梗塞などの発生率は、飲酒の習慣のない人と比べるとむしろ減るのです。
これは、血管のつまりを改善するHDL(善玉)コレステロールが飲酒によって増えるからといわれています。
ただ、この効果が期待できるのは、日本酒なら1〜2合以下、ビールで大瓶1本以下程度ですので、飲みすぎは良くありません。
休肝日を設けましょう
また、アルコールの影響は体に入った量で決まりますので、アルコール飲料の種類にはあまり関係は認められません。
このほか、飲酒時の注意事項として、
@たんぱく質や糖質も摂りながら飲む
Aアルコール以外の水分補給をしっかり摂る
B週2回は飲まない日、いわゆる「休肝日」を設ける
などが肝要になります。
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