メタボと運動

体にたまった脂質(脂肪)や食べ過ぎたカロリーを運動で減らすのは至難の業だということでしだが、運動療法がメタボ予防やメタボ対策として食事療法と並んで重要なことは確かです。
ただ、いきなり無理な運動を開始するのはかえって有害で、安全で効果的な運動療法のポイントを抑えておく必要があります。

メタボ予防、メタボ対策で重要なのは血糖、脂質、血圧を悪化させる内臓脂肪を減らすことです。


     有酸素運動が理想的

運動には大きく分けて無酸素運動(短距離の全力疾走や重量挙げなど)と有酸素運動(歩行運動や軽いジョギングなど)があります。

無酸素運動では、主に糖質がエネルギーとして使われ、有酸素運動では糖質と脂質が共に使われます。
ですから、内臓脂肪を減らすには脂質がエネルギーとして使われる有酸素運動が好ましいことになります。

歩くスピードも早足程度で十分で、続けていても「楽に感じる」くらいがよいとされています。
運動の目安となる1分間の脈拍数は30歳代なら110〜120、40歳代なら105〜115、50歳代以上なら100〜110以下を目指しましょう。


     運動は最低20分以上を心がけて

エネルギーが消費される順番ですが、運動開始直後は筋肉の中にある糖質が最初に使われ、次に血液中の糖質が使われます。
そして、20分たってから脂質が使われ始めます。

したがって、脂質をより多く消費するには最低20分以上の運動が好ましいといえます。
最近の研究では、10分間の歩行を2回行っても効果は同じとされていますので、時間のない人も心がけ次第ということになります。


     2回に1回のペースでメタボ予防

運動の開始時間としては、早起きして朝食前に行うのは内蔵や筋肉の働きのうえで、好ましくありません。
出来れば、食後1時間くらい経過してから始めましょう。

運動ペースですが、2日1回は実践したいものです。

ただ、糖尿病、高血圧症、心筋梗塞などを抱えている患者さんの場合は、運動を控えなければならないこともあるので、専門医と相談してから始めるようにしてください。

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